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2008 / 08 / 10 ( Sun )
将来を二倍見せる
教壇に立ってきた私を ずっと支えてきてくれた言葉のひとつに 「あなたは先生になりたいらしいわね。 あなたならやれるわ。 社会の先生になりたいらしいけれど、 国語の先生でも十分やれると思うわよ」 という 高校時代の恩師(国語科)の言葉がある。 高校生のときに反抗期が結構激しく出た私は、 世間でいうところの「不良」というレベルではなかったが、 校則違反や態度の悪さが重なり、 親も複数回校長室に呼ばれているような生徒だった。 そういう私でも、 というより、 そういう私だからこそのいろいろな思いが重なり、 (長くなってしまうため、その理由は今回は省略…) 高3の夏休みの前頃に 「教員になる」という意志を持ち始めた。 いつも注意ばかり受けているような生徒であったから、 そのような私の意志は、 先生方には鼻で笑われてしまうだろうと思っていたのだが、 ある日言われたのが、あの言葉であった。 自分の選んだ道を、 ベテランの、教養あふれる授業をされる先生が 「やれる」と言って下さったことだけでなく、 「国語の教員になる」という選択肢は全く持っていなかった私に、 「こっちの選択肢でもいけるわよ」と 道を2倍にして見せて下さったこと。 これが私に大いに自信を与えてくれた。 目標のさらに先を見せる、 道を2倍にして見せる、 など、 コーチングのスキルも大いに活用しながら、 目標がある生徒に対しては、 さらにエネルギーを与えるような言葉がけのできる教員になることで 恩返しができるだろうか by 白川 |
2008 / 06 / 02 ( Mon )
コーチングを学び始めてから、授業のフィードバックを求めるようになった
コーチングを学び始めてから自分の中で変わったことのひとつに、
「授業についてのフィードバックを、よりはっきり求めるようになった」 ということがあげられる。 勤務校の生徒は 気持ちの温かさが前面に出ている生徒も多いため、 授業に対するアンケートをとっても 辛口の感想を書く生徒は本当に少ない。 コーチングを始めてから そこに前より歯がゆさを感じるようになり、 アンケートの内容や 依頼するときの声掛けの工夫、 授業のビデオ録り、 授業参観日の活用など、 工夫も始めるようになった。 先日、フィードバックに関する勉強会に参加しながら、 授業時の生徒の態度、 試験の点数、 その他日常の生徒との接点すべてが 私の授業へのフィードバックであると捉えることができることに 今更ながらだが、突然気がついた。 しかも、授業時の態度は、 その場で瞬時に返ってくるフィードバックである。 「フィードバック」というとき、 特別なふりかえりの言葉をもらったり、特別な時間をとったりしないといけない と思い込んでいた。 授業時の生徒の反応などは当然大切に考えていたが、 私の頭の中では、「フィードバック」とは別のカテゴリーに入れていた。 今までのようなフィードバックも、もちろん大切だ。 そこから得られることもたくさんある。 だから、今日からやってくる教育実習生にも、 またたくさんフィードバック用紙をもらいたいと思う。 そして今年度は、 生徒たちがその場の態度やテスト結果で発しているものを フィードバックとして より大切に受け取りながら授業をしていこう。 by 白川 |
2008 / 05 / 02 ( Fri )
承認=「生きていいんだよ」という証人
私は、ティーチングだけでは、どうにもならない生徒でありました。 「指示」をうまく聞くことができずに、いつも、見えないところでストレスを抱えて いました。 それに従うことができなければ、当然、怒られてしまう。 しかし、どう頑張っても、要領よくこなせず、いつも、周囲をイライラさせていました。 そうならないように、必死で誤魔化す術ばかり学んでしまい、学校での学習という面 では、どんどん遅れをとってしまいました。 「頑張りたいけど、頑張れない」 悔しかったです。 それでも、私は先生たちに『教室以外』では本当に暖かく対応していただけました。 だから、先生たちには大きな尊敬を感謝の念を持っております。 しかし、教室では、結果が出せないと、やはり、疎外感とか自信喪失などのことが起 こってしまいます。プロセスに焦点が当たることはありませんでした。 私はなかなか、結果が出せなかったため、ひどく頭を抱えていました。 もちろん、全てが、学習障害のせいだなんて、思っておりません。 あくまで、学習障害とは、私の一部分であり、私の全てではないからです。 しかし、「指示がうまく聞き取れない」「ルールがいまいち、理解できない」「文字 の読み書きがうまくできない」などということは、大きな負荷になっていたことを今でも忘れません。 いつも、周りの動きばかりを気にして動いていました。うまく先生の言うことが把握できずに 周りの動きを随時確認しながらだと、とても勉強どころではなく、学校にしがみつく ことで、精一杯だったのです。毎日、過度の緊張をしながら、学校生活を送っていました。 佐々木コーチは、古田中学校の研修で、『教育』の「育」はコーチングとおっしゃいました。 ティーチングとコーチングの両輪どちらが欠けてもいけないと。そのコーチングこそ、 「プロセス重視」なのです。 もし、学校生活を送っていたときに、コーチの「承認」「棚卸し」があったならば、不登校になる前に一 度、立ち止まって冷静に自分自身を見つめ、自信喪失の前に、「まだ、できることがある。」という 希望を持って学校生活に挑めたのではないかと思います。 不登校になり、学校という行き場しかないと思っていた私は、真剣に「生きること」について、 考え始めました。しかし、「学校に行っていない」=「何もしていない」「怠けている」というレッテ ルばかりで、その不登校の時期に何を思い、どうやって生き抜いていこうかと考えている自分は、 まるで存在価値がないかのような感覚でした。 自分の胸の内を話しても、なかなか、「承認」してもらうことができずに全てが嫌に なった時期がありました。今、不登校の子ども達に求められているのは、「生きていてもいい」という、 人格をまるごとを承認してくれて、そして、その先に光を差し込んでくれる存在であると思います。 隣で寄り添ってくれる存在は、自分の歩いてきた道、現在歩いている道、今後歩いて行く道を 確かに見届けてくれる、「証人」になると確信しています。 教育現場にも、「学校コーチ」の存在が現れてくれることを、心より願っております。 南雲 |
2008 / 05 / 02 ( Fri )
原点の再認識
広島在住のコーチ、赤木です。
4月25・26日、広島の古田中学校で、南雲研究生の講演と 佐々木コーチのミニセミナーがありました。 南雲研究生のお話は残念ながら聴くことができなかったのですが、 佐々木コーチのセミナーはオブザーブすることができました。 先生、保護者、地域の方達(2名の僧侶さまも!)合わせて20数名が 参加され、あっという間の1時間20分。時間とともに皆さんも 乗ってきて、深い気づきや質問が出てきました。 印象に残っているのは、ある先生が次のように言われたことです。 「生徒に問題行動が起こった時に、つい‘諭す’ことを優先してきた ように思います。お話を聴いて‘承認’することの大切さを感じました。」 そうそう!大人は、自分の経験や価値観、一般常識、あるいは 自己都合などで、子どもを‘諭す’つもりになっていることがよくあります。 辞書を引くと‘諭す’は、・よくわかるように言う ・教え導く とあります。 私もコーチングを学ぶ前は、娘達を諭しているつもりでした。 でも実際やってたことは、ダメダメ攻撃に〇〇禁止令ばかりでした。 これでは子どもは諭されるどころか、様々な方法で逃げようと考えます。 その結果、大人はますますイライラするという悪循環に陥るわけですね! そこで登場するのが、コーチングの『承認』です。 セミナーの中で佐々木コーチは、結果ではなくプロセスを重視することが承認につながる、 ということを「子どもが、大きくなったらゾウになりたい!と言ったら あなたは何と言いますか?」という問いかけで解かりやすく伝えていました。 大人は自分の枠の中で「無理だよ!」と結論づけてしまいがちですが、 コーチングでは子どもの思いを受け止めることから始めます。 「そうか!大きくなったらゾウになりたいんだね!ぞうさんのどんなところがスゴイと思う?」 承認と問いかけです。 子どもにとって、自分の思いが受け止められて、未来への希望が膨らんでいく瞬間です。 どんな答えが返ってくるかワクワクしますね! もう1つ印象に残ったのは次の質問でした。 「目標がはっきりしている場合はいいけれど、その子に目標がない 場合はどうしたらいいのですか?」 確かに、コーチングは目標が明確であればあるほど機能する コミュニケーションスキルですが、目標がはっきりしない場合もよくあります。 上記の質問に対して佐々木コーチは 「資源の棚卸をさせる」と答えました。 どんなにダメだと思う子にも「資源は絶対ある!」と言い切った 言葉はとっても心に響きました。 そのためには質問力と視点の多さや広さが重要ですね。 それとコーチが可能性を信じることも欠かせません。 短時間のセミナーでしたが、私も原点を再認識できたし、 参加者の皆さんもコーチングを知る良いきっかけになったと思います。 これがどうすれば継続して学べる場につながるかが今後の課題ですね。 |
2008 / 04 / 01 ( Tue )
学習スタイル
新年度が始まる。
どんなことを自分の目標にしていくか、 どんな仕掛けを入れていこうか、 いろいろなことを ワクワクしながら思案中である。 コーチングの中に 「学習スタイル」という考え方がある。 その人が一番学習効果を得ることのできる学習のスタイル と言ったらいいだろうか。 2学期末の授業のアンケートに 「もう少し静かに授業をして欲しい」 というリクエストを書いてくれたものがあった。 私は「元気はつらつ」という感じで授業をするため、 「うるさい」と感じてしまう生徒もいることは わかっていたが、 コーチングを知る前は、 元気に楽しく授業をしようとしているのだから それで良いのだと 100%自分は正当だと考えていた。 しかし、 聴覚で情報を入手するのを特に得意としている人もおり、 そういう人は いろいろな音に敏感に反応してしまうことがあるという話を聞いた時、 「確かに私の授業をうるさいと感じることがあるだろう」と 素直に合点がいった。 聴覚は私が一番使えていないところであるため、 聴く力に優れている生徒に対する配慮が一番欠けていたのだと思う。 自分の持ち味を押し殺すことはできないが、 自分の持ち味を生かしつつ、 さまざまな学習スタイルの生徒に配慮し、 また、それに応じた仕掛けを考えて 授業が進められたらと思う。 新年度に取り組みたいことのひとつである。 by 白川 |



